「影響力の武器」が面白かったから、概要を関西弁で紹介するで!
まいど!おもろい本を見つけたから、バリバリの関西弁でレビューするで!
本の概要
そもそも「影響力の武器」っちゅう本は、「ロバート・B・チャルディーニ」っていうアメリカを代表する社会心理学者が描いた本でな、世界レベルでめっちゃ人気の本やねん
イケダハヤトをはじめとする多くの大人が、営業やマーケティングを始めるときにオススメしてるっちゅうベストセラー本なんよ。
で、これのなにがおもろいか言うと、「なぜ、人は動かされるのか」をめっちゃ分かりやすく解説してるからやねん。
一回は聞いたことあると思うんやけど「試食したら、ほしくもないのに買ってしまう」とか「テレビの合成された笑い声に笑っちゃう」ゆうあれや。それらは人間の共通する性質に影響を受けているらしいんやわ。
んで、この本では、6つの性質が紹介されとるんやけど、本人の名前を取って「チャルディーニの法則」って言われとるらしいわ
自分の名前つけるなんて調子ええやっちゃな~って思っとったんやけど、チャルディーニ本人は、この6つの性質を「影響力の武器」("weapons of influence")っちゅうとるんや。本のタイトルと同じやな!まあそんなことはどうでもいいんや!内容いくで!
「影響力の武器」の内容
チャルディーニさんが言っとる「影響力の武器」ちゅうのは6つあるってさっき言ったやん?具体的にはこんな感じや。
- 返報性
- 誓約と一貫性
- 社会的証明
- 好意
- 権威
- 希少性
内容が改訂された「第3版」では「カチッ、サー」ゆうのも加えられとるけど、基本はこの6つでええ。漢字多くて小難しいと思うやろ?まあ名前まで詳しく覚えんでもええ。本を読み進めたら自然と覚えられるような内容なんや
一つ一つ説明しよったら、496ページ全部最初から最後まで読み聞かせなあかん。
あんたのおかんとちゃうからな。今回は「社会的証明」のとこだけお話しするな~
社会的証明ってなに?
社会的証明っちゅうんは、「多くの人がやっている行動を正しいと感じてしまう」って性質のことや。
さっき例にだした「テレビに合成されとる笑い声って分かっとるのに、つられて笑ってまう」のもそれや。
お客さんのふりして盛り上がるサクラっちゅうんもある意味、社会的証明なんやな。列作って並んどるお店見たら「ああ人気の店なんやろなあ」思ってまうしな。
「すっちーの乳首ドリルネタが全国放送されるようなって、なぜか今まで以上におもろくなった」ちゅうんもそれや。
他にも「そこらへんにおる集団が空を眺めてたら、自分も気になって同じ方向を向いてまう」とかやな。
「空みとる人多いし、同じ方向に目を向けるんは行動として正しい」思てるんやな。実際はそんな回りくどいこと考えとらんけどな笑
無意識でも「社会的証明」の影響は少なからず受けるんや。
記事の初めに言った「ベストセラー」っちゅうんもある意味「社会的証明」やな。「みんなが買っとるんやから、ええ本のはずや」ってふうにな笑
こんな感じで例がめちゃくちゃ丁寧に書かれとる。
この本の良いところ
この本のメインコンテンツは、6種類の「影響力の武器」の紹介や。
でもこの本の良さはそこだけじゃなくて、一つの性質ごとに具体例や経験談をいくつも掲載してくれとるんや。
「社会的証明とは、大多数が行動することを正しいと認識することだ」なーんて、いけ好かない堅物な人みたいに言っても、ピンとこーへんやろ。
それなら「テレビの笑い声につられて笑ってしまう」とか言われた方が分かりやすいやん?
この本の大部分は、こういう分かりやすい例をもっと鮮明にいくつも掲載してくれとる。
だからな。最初に言った通り、言葉を無理に覚える必要ないねん。
マーケティングで活用するときでも、エピソードで覚えとった方が明らかに実践しやすいねん。「社会的証明を活かす」言うより「テレビの笑い声につられるやつをパクる」言うた方が実践しやすいやろ?
おわりやで!
ちゅーわけでこの本の魅力言うたら、「人間の影響を受けてしまう事柄を6つに分類して提案したところ 」と「具体的なエピソードがてんこ盛りで、頭ん中にスッと入ってくるところ」やねん。498ページってめっちゃ多いって思うやろうけど、いくつもの物語を追ってる感じだからあまりしんどくないんや
分厚い本やけど、ベストセラーの肩書にふさわしい良い本やったで!
みんなも読んでみてや!ほな!
ついでにこれもおススメや!
- 作者: N.J.ゴールドスタイン,S.J.マーティン,R.B.チャルディーニ,安藤清志監訳,高橋紹子訳
- 出版社/メーカー: 誠信書房
- 発売日: 2009/06/09
- メディア: 単行本
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