【感想】哲学を身近に感じたい人におススメの本があるよ~ | 7日間で突然頭がよくなる本
頭がよくなりたいのでこんな本を読みました。
タイトルのインパクトがすごいこの1冊。
気楽に読めるかと思っていましたが、実際はめちゃくちゃ難しい。この本は
哲学に絡めた思考術の本
でした。
その名の通り、哲学知識がないと大変だと思います。
実際、アマゾンのレビューも評価が分かれていました。
内容は哲学用語満載で理解するの大変でしたし…
ちなみにタイトルのように7日では頭が良くなりません
それでも、内容は面白かったので紹介します。
導入
この本で定義されている頭が良いとは
異なる要素を有機的に関連させられることが出来る知識を持つ人
「AといえばB」で完結するのではなく、
「AといえばB、BとCは共通点がある。そういやCといえばDということがあるけど、AとDは繋がっていたな。」って思える人。
経済学だろうとアニメだろうと、1つのテーマについて延々語れる人を見ると賢いな~って思うもんな~
で、この関連させる思考を得るための手段が哲学だそうです。
なぜ哲学がいいのか
哲学は、人々の考え方や真理を追求し続けている学問のこと。
これを追究することで、今では当たり前な概念を確立していました。
例えば「主観と客観」とか「時間は相対的なモノ」とか。
その歴史は古く、紀元前から今まで絶えることなく続いています。
そんな2000年以上の歴史を持つ哲学は、多くの人の目に留まっているがゆえに、常に批判と隣り合わせ。
今でも支持されている考えは、そんな批判を潜り抜けたもの。だからこそ洗練されている。
まさに哲学は洗練された知の結晶!
だから、哲学的思考を身につければ、頭が良くなる!
っていう論調です。
だから哲学って学問に抵抗があったり興味がないと、とっつきにくい気がしますね。
ぶっちゃけ目新しさはない内容
この本の思考術に、目新しさを求めて買った人は多分がっかりします。
哲学は人間の考え方を追求する学問です。
だから僕達が無意識に考えていることを言語化したに過ぎないんです。言い換えると当たり前のことを言語化しただけ、とも言えます。
とはいえ、僕はこの本を楽しく読めました。
知識としての理解ではダメで、意識して取り組むのが大事な気がするからねー。
言語化されたことで意識して取り組めるようになったのは素直に嬉しい!
あと、以前哲学史を学んでいたのもラッキー。
哲学は日常とどう携わっているのか
小難しい学問が身近に感じれました。
個人的には 、哲学に慣れ親しんでいたり、勉強中だけど実感がほしい…という人におススメです。