かるみに

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続けるためには、目標を呆れるほど小さく持とう

理想や目標を高く掲げることってよくあります。年越しとともに、新年の目標を掲げるのがその最たる例でしょう。

ただ、目標は長続きしません。毎年掲げている目標を達成したことがある人が何パーセントいるんでしょうか。

一般的に、理想を実行に移すのは大変な労力がいります。

例えば、大言壮語を並べて実際に行動に移さない人のことを、「意識高い系」と言われます。

他人のことなんて無視していれば良いのに反応してしまうのは、行動に移そうとして失敗し続けた自分を見ているような気がするからなのかな、なんて思います。

目標を掲げて実行しない人なんてこの世に沢山います。継続すること、習慣化すること、に関する本が多く出版されていることから、行動に関して悩む人が多いこと、また行動に移す難しさがわかります。

ということで、最近読んだ習慣化に関する本「小さな習慣」について紹介します

 

小さな習慣

小さな習慣

 

 

この本によると、習慣化をするためには呆れるほど簡単な事を継続することが大切とのこと。

目標の多くは、無茶な目標を立ててしまうので継続が億劫になってしまい続かないそうです。

思い当たる節がありますね…

こういうときの目標は、ちょっと無理するプランを計画してしまいがちです。

例えば、ランニングを始めようと思ったとき。

今まで運動したことないのに毎日5km走るといった高い目標を掲げてしまいます。その結果3,4日経つと、なにか適当な理由をつけてやめてしまうことはよくあります。

雨が降ったとか、飲み会が入ったとかね。

「小さな習慣」によると、習慣化の失敗のほとんどは、無茶な目標によるものと言っています。

新しく物事を始める時は、モチベーションも高いのでちょっと無茶しちゃう気持ちわかります。いや、計画を立てる時は無茶であることすら自覚してません

なので、「無茶ではない計画すら三日坊主になる」と自己嫌悪に陥ってしまうのは、そもそも間違いです。続かないのは計画が無茶なのです。

というわけで、「小さな習慣」では計画を立てる段階から、呆れるほど簡単な目標を立てることをオススメしてます。

著者が決めた目標は、「毎日腕立て伏せを1回だけやること」。

誰でもできそうですよね。

そして、往々にして1回以上腕立て伏せをしてしまうだとか。

このルールを続けた結果、どれほど疲れていても毎日腕立て伏せを最低1回(それはほとんどが1回以上続けてしまう)し続け、最終的に健康的な身体を手に入れたそうです。

これをみなさんも知っている諺で言い表すと、「継続は力なり」です。その意味も大切さも説明するまでもないでしょう。

しかし、結果を出すために効率を求めてしまいがちです。無理な目標を掲げたり、激しい負荷をかけ続けたり。

その目標を達成できるのであれば問題ありませんが、実際の達成率は5%もないでしょう。

無茶な目標を掲げた結果、3日でやめてしまうことになっては、身につくものはありません。

そんな考えから脱して、「継続は力なり」を実践するための本「小さな習慣」、オススメです。