好きなことへの没入が精神的な疲労を回復してリラックスできる
疲労の種類は、次の2つに分けられると言われています。
- 肉体的な疲労
- 精神的な疲労
肉体的な疲労は肉体労働などの体の酷使から生まれ、精神的な疲労は人間関係や営業活動などの脳の酷使から生まれます。
肉体的な疲労は目に見えてわかるので対策するのが容易ですが、目に見えない精神的な疲労にもっと気を使おうと感じています。
睡眠だけでは疲労は取れない
「疲労回復」と聞くと真っ先に思い浮かぶ手段は、おそらく「睡眠」でしょう。一見すると睡眠は肉体の疲労と精神の疲労を同時に回復できるように思えます。
- 日中活動した筋肉を休ませる(肉体的な疲労の回復)
- 1日中激しく活動した脳を休ませる(精神的な疲労の回復)
ほとんどの場合これで事足りるのですが、睡眠でカバーできない疲労に対しては、別の方法を取るでしょう。
特に、肉体的な疲れを回復させる方法はイメージが容易です。例えば、プロ野球選手などのアスリートを考えてみます。
「酸素カプセル」「ヨガ」「食事管理」。普通の人の何倍も激しく動く彼らにとって、肉体の疲労を取るためには欠かせないのでしょう。
このように、肉体的な疲労を回復させる方法は、自分自身が取り組んだかどうかに関わらず簡単に思いつきます。
それは、肉体的な疲労は不調が目に見えるのに加え、自分が無理をした結果だということを自覚しやすいからでしょう。さらに多くの人が試しているため効果は保証されていると安心感を覚えるからでしょう。
しかしもう一方の精神的な疲労を回復させる方法は、なかなか身近ではないうえに軽視されがちです。
ですが、精神的な疲労は現代社会で過ごす以上間違いなく溜まっていく見過ごせないものです。
精神的な疲労の回復は効果に個人差がある
- アロマテラピー
- 森林浴
- 瞑想
効果があるか不安に覚えるかもしれません。なぜかというと、結果が目に見えて分かることが少なく、個人差があるからでしょう。
しかし、人間関係にストレスを感じ、大量の仕事で身をすり減らし、余計な気を使う、今の生活で精神的な疲労は簡単に溜まってしまいます。
好きなことに没入して脳を休ませよう
好きなことをすると頭がスッキリすると言われています。これは無意識に働きすぎている脳を休ませることが出来ているからでしょう。
普通に過ごす以上「人に合わせるの疲れた」「この仕事が終わったら次の仕事が」「帰ったら掃除して洗濯して…」と考えてしまいます。
自宅でリラックスしているように見えても、脳は激しく動いています。「明日の天気はなんだっけ」「晩御飯何にしよう」「明日の仕事も億劫だなぁ…」などと。休んでいるときにも脳が激しく動いているので疲れてしまう。
好きなことへの没入がこういった取り留めのない思考の時間を減らしているのだろう。だからこそ脳が休まりスッキリする。
精神的な疲労を回復させることにもっと目を向けてみようと思う。