【就活】面接対策の本に頼りすぎると危険!取扱説明!
12月半ばから、すでに就職活動セミナーは開催されつつあるのを見ると、僕の就活時代を思い出します。
面接が全く上手くいかない時期が続いたものの、なんとか内定を3社いただいたんですね
面接に惨敗していた時期に考えていたのは「就活本のようなすごいエピソードなんてないよ!」「あの例のようにすらすらしゃべれるもんか!」
そう悪態付きながらも頑張って自分のエピソードを考えていました。
でも結果は惨敗。
ある時、八つ当たり気味に就活面接本を一気に捨てたところ、面接にすんなり通過するようになりました。
だから、思うんです。「就活面接本はすべて捨てた方がいいよ」
就活の面接は、プレゼン会場か、インタビュー会場か
現在の就活の面接は、自分の魅力プレゼン会場になってしまっています。
1.2分で1つの質問に対する答えを要約して話す。起承転結とか序破急だとかを意識して、相手の反応なんか気にせず語る。終わった後に面接官は質問に対してリアクションするわけでもなく、「はいありがとうございました」と無機質な返事。
「こんなんでコミュニケーション能力分かるはずないじゃん!」って思うんだけど、短期間で多くの就活生と面談するので仕方ないです。多分面接官もそう思っています。
そういうプレゼン大会を突破するための参考書は「就活面接本」です
内容を簡潔に整理して、論理性を意識した具体例をいくつも提案してくれる本。毎年めちゃくちゃ多くの本が出版されます。僕もめっちゃ買いました。
ただ、ちょっと考えてみてください。
プレゼン発表会って緊張しませんか?
無言で座ってリアクションの薄い人たちを前にして、自分だけが喋る状況。緊張します。
だから、プレゼンが苦手な人が、自分プレゼン大会に参加してもうまくいきません。
ぎこちなく暗記口調になったり、「サークルの副部長多すぎ」って同じ内容を話すことを馬鹿にされるんですよね。
★★★
一方でインタビューを受けたときはどうでしょう?
インタビューではなくても、何か意見を求められたときはどうでしょう。
そこそこ饒舌に喋れるでしょ?僕はおすすめの漫画やゲームを尋ねられたら、一方的に何時間でも語れます。理解しがたい現代アートについて意見を求めらたとしてもそれっぽい答えは浮かぶでしょう。
言うことを決めて挑もうだとか、質疑応答集を作っていないにも関わらずです。深く準備してなくてもインタビューなら答えられるわけです。
★★★
就活の面接での心構えは、前者のプレゼンじゃなくて後者のインタビューであるべきです。
でも、就活の面接本を頼っていると忘れがちです。
就活本に書かれた完璧な回答を見ると、その気持ちを忘れて真似したくなるのは当然です。あれ最強ですもん。
でもそこで得た方法はプレゼンのやり方なので、慣れないうちは相手のリアクションを確認せず一方的に話してしまうのです。
でもそれって、いい印象は抱かないですよね。質問を理解せず覚えてきたことを一生懸命伝えていると思います。落とされます。はい僕のことです
だからこそ、就活序盤で伝え方が定まっていない段階で就活面接本を読むのはおすすめしないのです。意志が弱いとすぐ頼っちゃう僕のような人は、いっそのこと捨てた方がいいぞと思います。
★★★
「相手のリアクションを見ながら自分の意見や考えを伝える」
インタビューで忘れちゃいけないことです。
とはいえ面接で相手のリアクションは期待できません。でも相手の顔を見ながら自分の意見を伝えるインタビューであることを心得ておくのは大切です。