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【書評】物事が長続きしない人が変えるべきたった一つの考え方 | 仕掛学

 やる気があるけど熱意が長続きしないって経験はあると思います。夜決意したことでも、朝起きると急に決意が揺らぐとか。そういうことが続くと、自分の意志の弱さにへこんじゃいますよね…。

 

そんなときは自己啓発本を読んで熱意やモチベーションを高めたり、続けるために自分を追い込んだりといった方法が思いつくと思います。

 

でもそういう方法を試しても、なかなかうまく続けられないってことはあると思います。そんなときに使える別のアプローチ法があります。

 

仕掛学

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  •  「鳥居が描かれた場所にゴミを捨てるのをためらってしまう」
  •  「男性小便器のある的のマークをつい狙ってしまう」
  •  「筒があったらつい覗いてしまう」

 

ついやってしまう行動ってありますよね。

この本では、これらの「仕掛け」について具体例を交えながら詳しく解説し、実生活に応用する方法を詳しく解説しています。

 

著者は大阪大学大学院経済学研究科准教授の松村直宏さん。この本は、大学で研究し発表した論文を誰にでも分かりやすく伝えることを意識して書かれたということもあって、かなり読みやすかったです。

 

お手洗いの的といった生活に潜む仕掛けや、実際に松村さんが試してみた仕掛けの事例集としての一面もあったので、かなり面白かったです。

 

ここで紹介されている「仕掛け」って人に行動してもらうための仕組みなんですけど、自分自身の行動を変えることにも応用できますよね。

 

「仕掛け」は人間の性質とか心理を使用しているから、つい行動しちゃう。そこに意志は関係ない

自分の理想に向けて、つい行動したくなるような環境を作れば自分の行動を変えられる。勿論行動を変えるのには意志や熱意が一番だけど、それが上手くいかないときに別の方法となってくれます。

その環境を作るのは、やっぱり大変なんだけど、この本にはそういう仕掛けをつく方法やフレームワークが紹介されてるので、自分たちでもつくれそうです。

ひとこと

色々挑戦したいけど自分の意志が弱いからかまったく長続きしない、僕のような人に是非読んでほしいです!