ネタバレなし!最高にナイスガイなおっさんを見てほしい。ファンタスティックビースト感想。【ファンタビ】
最近、ハリーポッターの新シリーズ「ファンタスティックビースト」を先日見に行きました。
カバンの中の魔法生物が人間界に逃げ出しちゃって街は大混乱に!!??
ってやつです。
ストーリーとか主人公の魅力とか、語りたいことはたくさんあるんだけど、今回は個人的に大好きな登場人物である魔法を使えない一般人「ジェイコブ」の魅力を紹介させてください!!
でもストーリーを紹介した方が分かりやすいんで、ざっくり紹介!
舞台は1920年代のアメリカ。魔法の存在を知られると人間界はパニックになってしまうので、魔法使いは細心の注意を払って生活している。そんな世界では、自由奔放で人間に魔法の存在を知らせうる魔法生物は魔法界から疎まれている。そんな中、魔法生物学者で優秀な魔法使いの主人公「ニュート・スキャマンダー」は、魔法生物の重要性を啓蒙するため世界を旅していたのだけど、ニュートがドジって魔法生物を人間世界に放ってしまう!それを機に他の色んな騒動にも巻き込まれてしまう。
「優秀なのに、ドジっ子」その不器用さがいいですよね。
で、そんな優秀だけどちょっと抜けてるニュートの相棒が「ジェイコブ」なんです。
画像は、こちらの公式サイトの予告ムービーのキャプチャです。ネタバレはないです。
「ジェイコブ・コワルスキー」
缶詰工場で働く“ノーマジ”(アメリカでのマグルの呼び方/普通の人間)。夢は、パン屋になることと新鮮でおいしいごちそうを作ること。資金を確保できず、これも運命と思ってあきらめかけたところで、ニュート・スキャマンダーと偶然に出会い、すべてが変わる。無意識のうちに、ニュートの魔法動物たちが引き起こす大騒動の中に飲み込まれていく。最初は不可思議なものを自分の想像だと思っていたが、すぐに、夢をはるかに超えたとんでもない冒険に巻き込まれていることに気付く。(公式サイトより引用)
まず、この見た目がすごく良い!!
クールでちょっとアンニュイな主人公とは一線を画してる、コミカルで陽気そうな見た目。
険悪な雰囲気を小粋なジョークで和ませようとするような気のいいおっさん系の顔ですよね。
個人的に映画にはコメディ要素があると嬉しいので、彼が登場した瞬間、「あ、この映画絶対僕好きだわ!」って確信ですよ。
事実、俳優のダン・フォグラーさんの出演作は、「カンフーパンダ」の俳優を務めたり「燃えよ!ピンポン!」で主演を務めてる。海外では阿部サダヲ的なポジションなのかな?
↓ぶっ飛んでるB級コメディ感。このノリと雰囲気、大好き
ストーリーでの「ジェイコブ」
キャラクター紹介のところで、「ニュート・スキャマンダーと偶然に出会い」って書いてるんだけど、実は、その出会いも相当理不尽。
彼の意図と全く反して、ピタゴラススイッチのような見事なトントン拍子で巻き込まれちゃう。
ニュートが保護していた金目のものが大好きな魔法生物が銀行に逃げ出しちゃって、銀行もうは大混乱!確保しようとする中、慌てすぎて別の魔法生物の卵を落としちゃうのね。
で、時を同じく融資を申し込みに来てたジェイコブが、卵を拾い声をかけるのよ。もうこのあたりでいい人オーラ出ちゃってるよね。でもまだ序の口。
ニュートに声をかけるジェイコブ
焦ったニュート、人間界なのに魔法を使って引き寄せる
すごいスピードで引っ張られて
魔法で逃げ出すニュートに巻き込まれちゃう
理不尽!親切心が仇となるがこれほど一致する表現はないよ!
しかもニュートはジェイコブには目もくれず、魔法生物が逃げた金庫へ向かうもんだからどんどん騒動になって、銀行泥棒と勘違いされてもうめちゃくちゃ!
何にも悪いことしてないのに共犯扱いされちゃう。
とはいえ、そこはスーパー魔法使いニュート。 大騒動になりながらもジェイコブと一緒に逃げ切ることに成功。魔法使いってやっぱ無敵。
そんなこんな突然世界を救えと言われる主人公ばりに、騒動巻き込まれたジェイコブは、魔法世界の存在と、魔法を色々目にする。
で、最初はめちゃくちゃ困惑するんだけど
魔法使いが、魔法で家事をこなす様子や…
ニュートのトランクの中の魔法生物世界を見て…
あ、この時の笑顔めっちゃいいでしょ。
魔法と向き合ってひどく困惑するんだけど、嫌悪したり騒ぎ立てたりしなくて、受け入れようとしてるんだよね。
僕も妄想の異世界に入り込んだら困惑よりもワクワク感の方がすごい。彼もまさにそんな感じ。
それから、魔法使いジョークを聞かされてたり
魔法生物を捕まえようと奮闘したり
でも、ドジちゃってサイみたいな魔法生物から追われる羽目に!
魔法使いじゃない人間としての新鮮なリアクションと表情豊かさのおかげで、映画に程よいコミカルさが生まれてる
やっぱり僕らは魔法なんて使えないじゃん。(魔法使いの人がいたらごめんなさい。)
でも魔法の世界にあこがれる気持ちは強い人は少なくないと思います。
ジェイコブは魔法との向き合い方が、そんな僕らと全く同じ。
困惑するけど嫌いじゃなくてむしろ未知の経験にワクワクしてる。
だから彼の感情とかリアクションに共感を覚えるシーンがかなり多い。
だから、僕はジェイコブが大好きだし、次回作にジェイコブが出てほしいと思ってる。
この映画の後半は、ジェイコブの独壇場で、コミカルだけど最高にカッコよくて、クールなシーンが怒涛の勢いで押し寄せてくる。
ほんと最高だったよ!ファンタスティックビースト。