口先だけの人間にならないためのアウトプット方法
「インプットだけでなくアウトプットも大事」という言葉があります。良い言葉ですよね。
その言葉を信じてアウトプットを意識したのですがある日「自分は口先だけの意識高い系ではないか」と悩みに陥ってしまいました。
自分の行動や考えを振り返ってみると、アウトプットの方法を間違えていたと確信したのでお話しします。
インプットの定義とは
インプットの定義は、知識を覚えることです。これは経験的にイメージしやすいはずです。単語や公式を覚えるとか、教科書を読んで内容を暗記するとか。試験勉強でインプットした経験はあるはずです。
ともかくインプットに関しては間違えようがありません。問題はアウトプットです。
アウトプットの意味は2つある?
アウトプットは、目的に応じて意味が変わります。インプットのように学校で経験的に学べるのはアウトプットの一つ目の意味です。
だからアウトプット法を間違ってしまい、「意識高い系」と揶揄されてしまうのです。
アウトプットの一つ目の意味合い
一つ目の意味は、知識をそのまま出力することです。
例えばアウトプットの例として学校の期末試験を挙げると、英語を読む時は、暗記した英単語を思い出しますし、数学なら覚えた公式を思い出しながら解きます。
試験勉強では覚えた知識をそのまま出力することが大事になります
この印象が強いから「アウトプットが大事」と言われたとき、知識をそのまま出すことだと思っちゃうんだよね。
だから「口先だけで行動が伴わない意識高い系」とか「正論だけで現場を知らない鼻持ちならない野郎」って言われてしまうのです。
アウトプットの二つ目の意味
アウトプットのもう1つの意味は、知識をもとに行動に移すことです。そしてこれがめちゃくちゃ大切。
例えば、自己啓発本で得た知識は話せても、その知識どおりの行動ができていない場合、美辞麗句を並べる人ってレッテルを貼られてしまう。
「他人にやさしくするのが大事」ってことを話すだけで行動しない人と、「電車で席を譲ろう」と行動する人なら、後者の方が良いよね。
このときのアウトプットの意味は行動に移すことなのに、試験勉強のように知識をそのまま伝えようとしているから違和感を覚えるんだよね。
まとめ
アウトプットには「知識の出力」と「知識をもとにした行動」の出力の2種類がある。だから目的に合ったアウトプット方法を考えないと勿体ないよって話です。