結論以上に過程は大事
千日回峰行を史上2人目として達成した人の記事を読んだ。
達成者である塩沼さんは、人として大切なことに3つを挙げてます。
「尊敬の心」
「反省の心」
「敬意の心」
僕が、最初にこの結論を見たとき思った感想が
「当り前じゃないか。言うまでもない」
だったんだよね。でも少し考えてみると言葉の重みが全然違うなと。
この結論に至るまでに塩沼さんは、僕とは比べ物にならないくらい困難を経験して乗り越えているはず。
僕は、生死をさまよった経験なんてしたことないもん。でも塩沼さんはある。
この経験の差が、言葉の重みを増している。
こういう3つの心理は、人から言われてできることじゃない。ある意味自己満足で、自分を戒めるための心理だと思う。
これが自己啓発本を読んで、成長した気になる人と、成長したことで自己啓発本を書く人との差だろう。
つまり、自分を戒める結論を持つための根拠となる経験によって、人は当たり前の心理を大切にするようになる。
「結果を追い求めがちだけど、過程のほうが大事」というのは、「経験を基にした自戒は強固になる」という意味の至言なんだろうな。