かるみに

趣味とともに生きる

クリエイティブな仕事もAIに奪われるかもしれない。

 

こんにちは。すかいりっぷです。

 

突然ですが、皆さんAIってご存知ですか?

 

え?「auのCMを歌ってる人だよね!」そうそう。歌手のAIさん。

今だとCMの曲が話題ですが、Storyって歌もいいですよね。ひとりじゃ~ない~から~って。医龍の主題歌とかクレヨンしんちゃん映画「伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃」の主題歌なんかも歌って。なんというかテンション上がるというか…。

 

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そっちの話もしたいんですけど、違います!

 

今回話したいのはArtifical Intelligence、つまり人工知能です。

 

人工知能は人間を超えるか」って本を読んで以降、今後の世の中は人工知能と切っても切り離せない関係になるなって思ったわけです。

分かりやすい例でいえば自動運転。BMWが2021年には公道での自動運転車の実用化に向かってますし、softbankが発表したPepperも感情を判断する人工知能が付くわけですし、羽田空港では「エミュー」という案内ロボットがすでに実証実験を行っています。他にもクイズに答える「Watson」、プロ棋士にも勝利した「AlphaGo」なんかも登場したり、医療分野ではすでに人工知能が活躍すらしています。

 

え!?多くない?

 

最近の技術進歩の中心にあるのは人工知能と言っても過言じゃないですよね。もはや。数年前はPCによるIT技術の進歩が起こり、高性能PCやスマートフォンが誕生しました。それらの発展をはIT革命と呼ばれます。

となると、今はAI革命!!

本気でそんな世界になっていると思います。

 

まあAIの発展に伴い課題も見つかってくるわけで、こんな論調は一度はきいたことはあるんじゃないでしょうか。

 

AIによってほとんどの仕事はなくなるが、創造的な仕事は残る!!

 

つまりレジ打ちや道案内、事務作業といった比較的単純な仕事はなくなり、クリエイターやミュージシャン、非常に複雑な問題のコンサルタントといった仕事は残る…。

 

それを聞いても「そんなわけないじゃん!」って思っていたんですけど、うまく言葉にすることが出来なかったんですが、この本を読んでようやく言葉にできました。

 

 

現代化学 2016年 09 月号 [雑誌]

現代化学 2016年 09 月号 [雑誌]

 

 

この本で北野宏明氏による「人工知能によるサイエンスの可能性」というコラムで、AIのよって科学的発見は出来るのか?と問いかけていました。その回答の趣旨が、こちら

 

 

  • 科学的発見は「科学的直観(ひらめき)」「セレンディピティ(ざっくりいうと偶然)」によっておこる
  • 今のAIは確立された解法を基に回答する力はある。しかしひらめきや偶然は方法論がない。
  • 方法論が確立されていない以上、人と同じように発見することは不可能

 

 

ぼくらのひらめきや偶然って理論化できないわけじゃないですか

まずAをしてBをするとレジからお金がでできます。それらを相手に手渡してくださいっていう作業のやり方なら理論化できます。

ただ、まずAをしてBをしなさい。そのあとCをすれば新しいアイデアがひらめきます!

 

そんな都合いいものはないですよね…。じゃあ無理じゃん!

 

…って思っていた一方で、こんな意見も。

  • 科学的直観やセレンディピティは圧倒的な量の仮説と検証から導き出すことは可能では?
  • 偶然生まれたっていうのも仮説の数が足りなかったからであってすべて検証したら必ずできるはず

 

ひらめきや偶然が数値化できないなら圧倒的な量の実験をこなすことで新発見しよう!ってことです。幸いAIは膨大な量のデータを読み取り、情報を見つけ出しそれを検証する力は人間より優れています。じゃあその強みを利用して違うアプローチでやったれ!って考えですね。僕らのひらめきや偶然と同じプロセスじゃないですが、AI独自のアプローチによって違った視点からの発想が生まれ、その結果人では思いつかない発見に至ることだってあり得そうですよね。

 

つまり、クリエイティブな仕事も圧倒的な量の仮説と検証によってAIに奪われる可能性があるのかもしれません。

 

まあ何を発見するかとか、何を価値として判断するかは人間次第ですし、それをデータ化するには膨大な時間と技術革新が必要でしょうし、当分先のことでしょう。

 

そこまで再現されたら、「これはAIの意志なのか。それとも自分の意志なのか?」って悩むことになりそうでちょっと恐ろしいですね。